ここ5年の間に3作品、再演を入れると4回レプリカ公演(海外オリジナルの複製作品)に参加してきました。
今までは大規模プロダクションのロングランでしか行えなかった公演形態が、段々増えてきた気がします。
初めて参加したときには日本の公演と違う点が多く、驚きと戸惑いの日々でした。
今でもどのように進めたら良いか分からない事もあり『他のチームの人達はどうやってるのかな〜と常々思ってます。
思い出しも含め、何回かに分けて自分が感じた『レプリカ公演ならではの事』を書いて行きたいと思います。
あくまでも私の見解ですので、もし誤認識などありましたらご指摘頂ければ幸いです。。
『レプリカ』公演は『複製』という通り、台本・演出・振付・音楽・セット/照明/衣裳等のデザインも含め海外オリジナルと同じプランで作成されます。キャストは日本人で日本語に翻訳された台本・譜面での上演です。
演出家・振付家・音楽監督・セットデザイナー・照明デザイナー等のクリエイティブチーム及び技術監督・大道具チーフ等のテクニカルチームはオリジナルプロダクションと同じ、若しくはアソシエイト(演出補・振付補・音楽監督補など)にて構成されます。クリエイティブ&テクニカルチーム共にそこに日本側のスタッフが加わり、一緒に稽古場から開幕まで作り上げて行きます。初日後のランニングは日本側に委ねられますが、地方公演の仕込みから初日迄は再度海外チームが参加します。
これに対して『ノン・レプリカ』公演は、台本・振付・音楽などはオリジナルと同様ですが、セット/照明/衣裳等のデザインは日本オリジナルプランになる物が多く、クリエイティブ及びテクニカルチームはほぼ日本勢(一部海外勢の時もあり)になり、稽古場から公演終わり迄日本人スタッフで運営してゆきます。レプリカ公演同様日本人キャスト&日本語上演です。
レプリカ公演以前に『招聘物』と呼ばれる海外からの引っ越し公演に何度か参加した事があり、海外チームのやり方が何となく分かっていた気がしていたのですが、大きな勘違いをしていました...
〜次回に続く〜
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えりこ (木曜日, 20 1月 2022 22:45)
新しいシリーズ、勉強になりそうです!
続きを楽しみにしてます�✨