コロナ禍にできたネットワークですが コロナが落ち着いてきた現在も継続してこのネットワークを通じて舞台芸術に関わることを裏方目線で話し合っています。
特に第1部の持続可能な創造環境を構築せよ〜「働き方改革関連法」を見据えて はとても興味深い話でした。
試聴しながら印象に残った言葉のメモです。一部分ですが。
下記の様なことを話されていました。
プロデューサー、制作サイドが 休日調整やより良い創作環境つくりに取り組んでくれれば 良き方向に変わっていくのではないかなと少々希望になりました。
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残業を無くすことが第一の課題である
変わっていく法に対応することに業務が増え人が必要になる
コストをかけてでも人を増やさざるを得ないが 現状 採算が合わない
個人で担当するより チームで動いて仕事をシェアしていくことで対応
稽古期間中 できるだけ週休2日(連休で)を目指すようにしているカンパニーもある
海外のカンパニーはほとんどが週休2日らしい
週休2日は稽古期間がのびてしまい 民間のカンパニーには負担大きい
仕込みから初日までの中で 10連勤などにならないように 休みを入れることを心がけている(公共劇場)
しかし 民間カンパニーはやはり劇場費を考えると難しい
仕込み期間のスケジュールは不測の事態があっても 対応できるくらいの時間量が必要
フィールドによって条件、状況は様々 良きスタンダードを構築して それぞれで判断していくしかない
舞台監督は絶対稽古場にいる人という考え方も変えていくことが必要かも
海外は2人体制
持続可能な創造環境のためにも 職分の役割の言語化して シェアしていくことが必要
それにより 複数の人間で仕事をシェアしていくことが可能になる
人材育成のためにも言語化は必要
どういう仕事なのか 目的の把握になり 教えられるようになる
人材育成について 現場に教えられる余力があることが必要
選んでもらえる職場にならないと持続可能できない
持続可能=人材育成
経済的な面で 人を育てるバックグラウンドをどうつくるか どう教えていったらいいかが課題
そして 人材育成にハラスメントのことが関わってくる
業界を挙げたハラスメント講習が行われている
先おくりにできない問題である
人によって認識の違いがある コミュニケーションの齟齬によって起こりがち
環境をつくる立場の人がどういう環境をつくるかが問われる
何を大事にしているか… それぞれ違う
稽古スタート時に思いを開示し合うワークを取り入れているカンパニーがある
この場所のルールをすり合わせてから取り組むようにしているらしい
〜そのワークとは
全員にノートしてもらう
それぞれの持っている責任
自分にとって良い創造環境とはなんぞやを伝え合う
書き出した付箋をボードに貼ってシェア 個人 全体 ・長期 中期
すぐ改善できること 時間かかることなどに分別
これにより他人との異なりを知る 多様であることを可視化する
何をよしとしてという価値観が違うことを知る
スタート地点で共有すること 前向きで健全は取り組みをしていくことにつながる
あくまでも ハラスメント対策は手段で目的ではない
KAAT主催の場合 稽古が始まる前に
内部と外部にハラスメントに対する窓口の案内をしている
対応の仕方は規模にもよる
ハラスメント講習などの取り組みは
ネガティブなことになっているが
「NO」(やってはならないことの)のつみあげではない
「嫌です」というための練習
ハラスメントになる前にとめるために
起こさせない環境を作る
やりたくないことやらなくていい
心理的安全性のために
健全に意見を戦わせる現場のためにどうすればいいか
様々なジャッジがある
全員が発言ができるようにするべき
そういう場所の実現が必要
伝統 慣習のなかでどうするか
話すことを恐れない
コミュニケーションをとることを恐れない
とにかく話をしていく
コミュニケーションのスキルが重要になってくる
ハラスメント講習やワークの取り入れなど 取り組みを広げていく工夫が必要
どう思って 何をしているかのシェア
良いことのシェアをしていけたらいい そのためのネットワーク
イギリスでは 劇団が公演の取り組みへのガイドブックをつくって共有している
ロームシアターは早々にガイドラインをつくった
KAAT はWEB 内外へ姿勢 心構え 表明している
マニュアルでやる仕事ではないが 取り組む姿勢を示すことは大事
未来を見据えて
大好きな演劇の仕事
犠牲なくできるように
自分もその中にいる一人であることを自覚して
事業のあり方 クリエイションのあり方を考えいていく
常に疑って 更新していくことが必要
大きく変わろうとしている
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課題は舞台芸術の強靭化
連帯の力 より強靭に 豊に
我々自身の人生 幸せのために ウェルビーイング
つくっている人たちがしあわせでなければいけない
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