創作現場のためのガイドライン~A

稽古が始まる前にハラスメント講習を受けることが慣習化してきた。

何度も受けてことがある人もいれば 一度も受けたことがない人もいる。

 

講習を受けられない際は ガイドラインが書かれた用紙を渡される。

もうそれで やってはいけないことをお伝えしましたからね ということになる(感じ)

 

根本的なことには触れられず ルールが増えていくなぁという印象でモヤモヤ

実際 これはどうなの? という言動や行動を目の当たりにしても相談して上のものに対応してもらうのはなかなかできない

正直 みんな忙しそうだし それどころじゃなさそうだし 我慢しよっ 聞こえなかったことにしよっ

悪く受け止めないで目をつぶろう などなど 適当に気持ちを処理する

 

ぺろっと渡された用紙は なんて頼りないんだとも思う

そして ホントに受け止めて相談に乗ってくれるの と疑わしい

 

他にどんなガイドラインシートがあるのか見始めた。

グッとくるガイドラインを見つけた 劇団青年団 平田オリザさんの書かれたガイドライン

23ページにも渡るけど 何がどうしていけないか どうすべきか 一生懸命探した言葉で丁寧に書かれている。

 

http://www.komaba-agora.com/agora-wp/wp-content/uploads/2023/03/Harassment-Prevention-Guidelines.pdf

 

最後は その文面の著作権を放棄し お役に立てるようお使いくださいとある

ほんとに切実な問題で どうにかしたいという思いが伝わってきた。