佐藤昭子

AKKO - AKIKO SATO

演出部 舞台監督

フリーランス

職歴: 26年(2021年現在) 


主なフィールド: 演出部としては大劇場 小劇場問わず 芝居、ミュージカルなど オペラ バレエ 歌舞伎 経験あり 舞台監督としては小劇場を中心に芝居 ダンス コントライブなどなど

出身地: 東京都北区赤羽

 趣味:旅先街歩き カフェめぐり スーパー銭湯

血液型:A型

星座:蠍座

 

 略歴

 

日本工学院 演劇科スタッフコース 舞台監督部 卒業

卒業後 舞台監督の個人事務所に2年ほど在籍し 以降フリーランスで活動

 

ここ最近の作品(過去5年位)

〜演出部として〜

2017 大人計画「業音」

2018 東宝ミュージカル「1789~バスチーユの恋人たち〜」

2018 ミュージカル「サムシングロッテン」

2019 シアターコクーン「空ばかり見ていた」

   パルコ「フォーチュン」

椿組花園神社野外劇 2011年より参加

 

 

〜舞台監督としてー 

座・高円寺レパートリー

「男たちの中で」

「旅とあいつとお姫さま」

「ピノッキオ」

「ダンスアワード」など

劇団黒テント「亡国のダンサー」「ぼっかぶり」

だるま食堂 コントライブ

かもねぎショット など

   

舞台監督になったきっかけ

舞台監督という仕事ができる人になりたいと浪人中に方針転換 専門学校へ。 この時点で私にとってクオリティや理想を現実に起こし一切を取り仕切る舞台監督はヒーロー的存在でした。憧れからですね。

以下 それまでの気持ちの経緯 詳細です。興味ある方は読んでください。

都立のフツーの高校を卒業して特に具体的な目標もなく OLさんにはならないな 働くことに費やす時間は人生の多くを締めるから頑張りたいと思えることを仕事にできたらなと 何か世の中の役に立つ仕事につければと教育に携わるのがいいかも→大学を目指し浪人の道を選び 予備校に通う→先生の仕事しか知らない先生って説得力ないよなぁ→何かに挑戦してみるか→ 学歴に関係なく自力で切り開いていける仕事ないかなぁ→ どうせやるならがんばってよかったと思える仕事→演劇はやってたわけではないけど 観劇経験は多いほうかな→劇場空間はとても好き→お客さんの拍手を感じられる場所にいられる人 いいなぁ→私は役者じゃないな→一番“かなめ”になるスタッフって誰→舞台監督?→多分 舞台監督のジャッジメント次第で作品つくりに大きく影響あるんんだろうな→大事なポジションだな→これができる人になりたいな→舞台監督の仕事を学べるところを探す→専門学校を見つける→講師の専修定雄さんの取り組みを見て この仕事を目指してOKがんばろうと思う→あとは ひたすら現場を重ねて演出部や大道具会社のお手伝いやいろいろ経験しながら舞台監督の仕事もできる人にになっていきました。

困ったこと

専門学校にはいきましたが以降ほぼ見様見真似の独学なので いろいろ知識、技術が中途半端 

商業演劇の演出部もやれば 学校まわり公演の舞台監督もと幅広いのはとても好んで取り組んでいますが 綱元さわるの1年に何度かだったり 道具仕込むのも毎回そういう現場ではないから 育たなかった面もたくさんある

苦手なこと

絵 会議 デジタル(日々立ち向かってます) 

 

やってて良かったこと

 運転免許取得(ペーパードライバーの時期もあったけど再教習受ける 自分の車以外は運転しないルールにしてる)

やっておけば良かったこと(これからやるかもしれない)

 英会話 パソコン 日常的な読書

 モットー

  信頼はあるものではなく築くもの  

  この旅は宝探し

思うこと(随時更新するかも) 

私は会社には属さずフリーランスという働き方を選んで活動しています。 おかげで 歌舞伎 オペラ ミュージカル ダンス 小劇場 様々なジャンル 規模もいろいろな作品に携わってきました。 ポジションも演出部であったり 舞台監督であったり様々です。  レパートリーで毎年公演している作品以外は いつものチームというのはないです。そのおかげで育った面もありますが 育たなかった面もあります。誰かとずっと一緒にやって きちんと教えてもらえてたら もっと自信をもてたかもと思います。

いまだに初めて知ることはいっぱいあります。 いつのまにか物や技術も発展していることも 新しい人材は新しいやり方を知っていて 常識非常識の線引きも様々 それらの情報をもっとオープンに知れる場所があったらな 諸先輩方の経験や知識という財産を蓄積されて発信される場所があればいいなと思うのです。 

スタッフ業界も今まで変わってきたように これからも時代の流れとともに変わっていくと思います。良いところは残って欲しい 悪いところは良くなって欲しい それが何かをどうすれば良いかを“SPS4w”で考えていきたいです。

私と徳永さんの仕事のフィールドは全然違います。 だからこその幅広い目線でこの業界における様々な働き方を伝え知ってもらい これからの参考になっていけば幸いです。

良い作品の源は どうか良いエネルギーであって欲しいと思います。


 

徳永泰子

TOKU YASUKO TOKUNAGA

Stage Manager

株式会社コルテ Corte Corporation 代表取締役

職歴: 25年
主なフィールド: ミュージカル, コンサート,芝居

出身地: 千葉(生まれは大阪)
趣味: 乗馬, 散歩, 旅行
血液型: O型
星座: 天秤座

ドキュメントをセクションごとに分割する緑色の小さい四角形

略歴

東京音楽大学教育学科卒業

在学中にオペラの製作助手のアルバイトをはじめる。イタリア語を学び、イタリア料理店にてアルバイトをする内に、飲食店での接客に興味を持つ。同時にオペラの演出助手として幾つかの公演に参加する事に。この時知り合った舞台監督の小林清隆氏(→私のお師匠)に誘われて演出部を始める。接客か舞台の裏方か、悩んだ末に(有)ジ・アクト・コネクションに入社、25歳から演出部の仕事を本格的に開始。

所属は(株)ダイ・レクト、(株)キーストーンズを経て、2017年に(株)コルテを設立。『Corte(コルテ)』はイタリア語で『中庭・宮廷・(舞台の)下手』という意味がある。

31歳でPARCO『The Dresser』で初舞台監督を務める。30代前半迄まったく英語が出来なかったが、海外演出家・美術家との仕事がきっかけで勉強を開始。英国のRSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)から『一演目だけならインターン受入可能』と許可を得て、38歳で約1年間人生の休暇も兼ねて渡英/渡米したものの、自分の英語力の無さに愕然とし、未だに勉強継続中。

休暇後は舞台監督以外にも、中・大規模のミュージカルの現場に『ステージ・マネージャー』(徳永注:技術的な面は技術監督が行い、稽古/公演の進行、スケジュール管理、レポート作成等を担当する)として参加している。数年前から日本の演目を海外で公演する際の『プロダクション・マネージャー』としての活動も始める。

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ここ最近の作品

 

  • 2024年 1-5月 ホリプロ『Come From Away』
  • 2023年 11月 梅田芸術劇場『Anastasia』大阪公演
  • 2023年 6-8月 東宝『Moulin Rouge! The Musical』
  • 2022年 9-10月 NODA・MAP『Q : A Night At The Kabuki』ロンドン・台北公演(プロダクション・マネージャー)
  • 2022年 1-3月 ホリプロ『キングアーサー』
  • 2021年 10-12月 ホリプロ/東宝『Oliver!』
  • 2021年 4-5月/2016年 12月-2017年 1月 梅田芸術劇場『エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』
  • 2021年 1-2月 梅田芸術劇場『ポーの一族』
  • 2020年 9-11月/2017年 7-11月 ホリプロ『Billy Elliot』
  • 2020年 3月 梅田芸術劇場『Anastasia』
  • 2019年 8-10月 ホリプロ『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』
  • 2019年 3-4月 明治座『ふたり阿国』
  • 2019年 3-6月 TBS『BOUM! BOUM! BOUM!』
  • 2018年 12月 梅田芸術劇場『La Strada 〜道〜』
  • 2018年 9-10月 NODA・MAP『贋作・桜の森の満開の下で』パリ公演(プロダクション・マネージャー)
  • 2018年 3月 N響『ウエスト・サイド・ストーリー』コンサート
  • 2018年 3-4月 ホリプロ『酒と涙とジキルとハイド』台湾公演(プロダクション・マネージャー)
  • 2018年 1月 松竹『新春歌舞伎〜日本むかし話〜』

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舞台監督になったきっかけ

舞台の専門学校に行ったわけでも無く、見よう見まねで舞台部として現場に参加していましたが、お師匠の助手として働くことが楽しくて、ずっとこのポジションでやって行きたいと思っていました。所属していた会社が舞台監督の集まりだったので、舞台監督になることが自然な流れであったのと、お師匠の現場のプロデューサーが機会を与えてくれた事が大きな要因だと思います。   

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困ったこと

今は舞台監督がメインですが、年の半分が舞台部・残りが舞台監督という時期がありました。舞台部の時は細かなことに気を配る事に重点を置きますが、舞台監督は各部署に任せて全体を見ることを重要視する。その感覚の切り替えが難しかったなと思います。

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苦手なこと

  • 人と話すこと 〜 話し下手&人見知りのため。何とかしたいです。
  • 早起き
  • 計画を立てること
  • 料理

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やってて良かったこと

  • 運転免許取得 〜 急な備品手配が必要な時に役立つ
  • 楽譜を読む 〜 ピアノ&ヴォーカルスコアが読めるとCue出しの助けになる
  • パソコン 〜 スケジュール・図面・申請書類等、事務作業に必要

      

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思うこと

日本の『舞台監督』『演出部』は本当に幅広く多くの仕事をこなしていると思います。私には大道具が苦手で技術も知識も不足しており、正直『舞台監督』と名乗るのはおこがましいと思い、『ステージ・マネージャー』として名乗るようにしてゆきたいと思います。女性は助手時代に小道具や衣裳系の作業が多く、大道具の仕込みなどに携われる機会も少ないです。そんな中私に出来る『舞台監督』とは何か、少しずつ見えてきた気がします。『舞台監督』にも色々なスタイルがある、そのことをこれから舞台監督を目指す方々にお伝え出来たらと思っています。

それから

『履物』『被り物』『装身具』の手配は演出部 -

この業界の考え方が変わればと思います。頭の上からつま先迄のトータルコーディネートのはずなのに何故部分的に演出部の作業になるのか、歌舞伎からの流れのようですが、本来衣裳部に属する作業と思います。少なくとも稽古進行の人員と外部で手配をする人員は別に出来るよう、少しずつ現場でそのような体制にして行きたいと考えています。
最後に、お師匠の受け売りですが『演出部』は演出チームの一員という意になるので、私は『舞台部』といっています。愛すべき舞台部が良い環境で仕事が出来るよう、微力ながら出来る事を進めたいと思います。もし賛同して下さる方はお力を貸してもらえたら有り難いです。